今年度のおばんざい研究会の活動は、京都の様々なしきたりに伴う食文化について、実地調査を行い、伝承するために必要な諸事を考察していこうとするものです。
また左京都市左京区においては区の支援を得て、区内農家の食文化を探り、それらを伝承する為の活動を行うことになっています。
その第一回目となる調査を左京区修学院において行いました。
修学院及び一乗寺の農家さんが合わせて5人、研究会スタッフ4人の参加で行いました。
詳細の報告は後日行いますが、とにかくお話がいろいろな所に飛び、「なるほど・・・。」「そうだったの・・・。」などととても楽しく1時間の時間を大きく超えてしまいました。
ご参加頂いた山本幸子さま、音川峰子さま、酒井洋子さま、小林和子さま、そしてお骨折りいただいた西村さまありがとうございました。
今回の話し合いで秋の伝承イベントのテーマは【丁稚ようかん】とすることとしました。
乞うご期待。
亀岡もやはり京都でした
37 度を超える真夏日にもかかわらず、早くから皆様にはお待ちいただきました。
とても感謝しております。
ご参加頂いた 4 人の方のお仕事は、それぞれ別でしたが、食のしきたりに関しては非常に似ており、地域のつながりが強いのだと感じました。
1 月 7 日の七草がゆでは、面白い話を聞きました。
七草(今のように七草揃えることはめったになく一種でも二種でもある分だけで良いそうですが)をゆでた汁をお風呂に入れるととても体が温まるそうで、これもしまつの一つかもしれないとのことでした。
1日、15日に小豆ごはんを食べるという習慣をお持ちの方もいました。
これは女の子がいる家庭では、生理に伴う体力の消耗や魔よけのために必ず食べる習慣なのだそうです。
こちらでもとても興味深く楽しい調査ができました。
機会を作っていただいたお髭の似合う達富さん、宇古さん、中井さん、糟谷さん、達富さん、ありがとうございました。
亀岡には再度調査に行くこととしております。
そのときもよろしくお願いします。
藤掛 記
写真付きPDF版はこちら→しきたり調査